こんにちは、ショウゴです。
旭化成名誉フェローの吉野彰さんがノーベル化学賞を受賞しました。
日本のノーベル賞受賞はこれで27人目となり、化学賞は2010年の鈴木章さんと根岸英一さんに次いで8人目となります。
ただただ凄いとしか言えませんね
吉野彰さんが授賞した経緯や研究について
吉野彰さんの授賞理由は「リチウムイオン電池の開発」です
コバルト酸リチウムを使い、高性能のリチウムイオン電池を開発しました。
何に使われているかというと、携帯電話やノートパソコンのバッテリーといったもので、現在IT社会に不可欠な電源となっています。
自動車にも利用が広がっているらしく、これから益々発展していきそうです。
更に、太陽光や風力で発電したエネルギーを蓄積でき、地球温暖化に進める化石燃料の頭皮から脱却する技術であることも評価対象となったようです。
研究課程とその成果
吉野彰さんは、ノーベル化学賞を授賞した白川英樹さんが発見した導電性高分子のポリアセチレンに着目、2次電池に用いる研究を1981年ごろから始めました。
コバルト酸リチウムを正極とする2次電池を試作して、負極を炭素材料に切り替え、現在使われているリチウムイオン電池の基本形を完成させました。
これが85年の時です。
リチウムイオン電池の登場で、起電力を上げることが出来、小型軽量化も実現。
91年に量産化され、95年の「ウィンドウズ95」の登場と共に情報通信機器の電源として、一気に普及しました。
電解質にポリマーを用いるリチウムイオンポリマー電池など改良が進み、電気自動車や住宅用蓄電池システムの利用も進んでいるようです。
共同授賞した人達
共同授賞は、アメリカ・テキサス大教授のジョン・グッドナイフ氏(97)とニューヨーク州立大特別教授マイケル・ウィッティンガム氏(77)です。
グッドナイフ氏はノーベル賞自体で最高齢の受賞となりました。
吉野彰さんの経歴
1972年 旭化成工業株式会社入社
1994年 ㈱エイ・ティーバッテリー技術開発担当部長
1997年 旭化成㈱イオン二次電池事業推進室 室長
2003年 旭化成フェロー就任
2005年 論文博士にて大阪大学で博士(工学)の学位取得
2005年 旭化成㈱吉野研究室 室長
2017年 名城大学大学院理工学研究科 教授
2019年 ノーベル化学賞を受賞
なんという、理系エリート・・・正直、研究内容聞いてもなんのことだかって感じですが、現在で使われている電池の開発とか凄まじすぎます。
これほど幅広い電子機器に使われているとなると僕なんかは、足を向けて寝られませんね。
あとがき
いかがだったでしょうか?
日本人のノーベル賞受賞を聞くと、不思議と嬉しくなりますね。
最近は勢いを失いつつある日本ですが、まだまだ技術大国日本の面目を保っていってもらいたいと思いました!
本日は以上です。
ではまた。